ついなちゃんについて

ついなちゃんについて

ついなちゃんは、2011年(平成21年)1月に、初音ミクやご当地キャラムーブメントの影響により生み出された「節分」文化のイメージキャラクターです。原作者は漫画家・イラストレーターの大辺璃紗季(おおへんりさき @Saki_Ohenri)。
 
原作者により『鬼っ子ハンターついなちゃん』(おにっこはんたーついなちゃん)としてボイスドラマなど独自の展開が行われています。CVは声優の門脇舞以さん。
「VOICEROID(ボイスロイド)」や「SynthesizerV(シンセサイザーブイ)」など、合成音声ソフトの製品化もされています。
 
ついなちゃんは、古の節分の儀式「追儺式」を中心に日本の伝統文化を広めるべく、WEBや現実の世界などで様々な文化活動を行っており、現代追儺式文化の文化人類学的研究に加え、栃木県真岡市・大前神社の節分大祭/節分講社の公認キャラクターも務めています。
また静岡県小山町・紅冨台寺、奈良県御所市・吉祥草寺の公式キャラクターでもあり、役小角の末裔として実際に信仰対象である菩薩(神)見習いとして祀られています。

  • ついなちゃんの概要
  • 文化研究及び寺社との交流

ついなちゃんの概要


2010年(平成20年)11月1日から、原作者・大辺璃紗季が以前から考えていたキャラクターを元に「鬼を退治する」節分の擬人化キャラクターとして企画を開始。キャラクターとしては、2011年(平成21年)1月にインターネット掲示板にて正式にデビュー、同年2月3日節分の日にpixivで詳細な設定画が公開されました。

ついなちゃんは、日本では飛鳥時代から続く古い節分の儀式である「追儺式(ついなしき)」のイメージキャラクターとして考案されており、同儀式に登場する黄金四つ目の鬼神「方相氏(ほうそうし)」をモチーフとしています。
「方相氏」「追儺式」「節分」「豆まき」「鬼やらい」等を擬人化・キャラクター化した存在であり、ついなちゃんの大きな特徴である黄金四つ目の方相氏のお面や必殺技、武器や服装などの設定に、節分文化の長い歴史と文化が多く反映されています。

ついなちゃんの二次創作は、基本的には原作者への申告無く自由に行うことが可能です。クリエイター支援サイト「ファンティア」に登録の上ついなちゃんへの支援(無料プラン含む)を行えば正式な二次創作の権利も得られます。
 
また、原作者により『鬼っ子ハンターついなちゃん』として文化研究やボイスドラマなど独自の展開も行われており、各地の寺社や企業、自治体、鉄道会社、飲食店などとのコラボレーションも多く実施されています。

 
2016年(平成28年)7月からは、CVに声優の門脇舞以さんを迎え、株式会社虎の穴のクリエイター支援サイト「ファンティア」にて、ボイスドラマ【鬼っ子ハンターついなちゃん】シリーズの配信を開始。以来、数十本ものボイスドラマ作品を提供し続けています。2021年(令和3年)11月1日からは、株式会社エイシスの商業配信サイト「DLsite comipo」にて、ボイスドラマ【鬼っ子ハンターついなちゃん】の商業配信も開始されました。
 
また、2019年(令和元年)11月1日には、クラウドファンディングによりファンの皆様からたくさんのご支援をいただき、株式会社AHSの読み上げ用音声合成ソフト「VOICEROID2 ついなちゃん」も発売されました(同VOICEROIDを利用した作品や二次創作物の配布については、他のVOICEROIDと同様に同社の規定が適用されます)。

2021年(令和3年)11月26日には、株式会社AHSより歌声合成ソフト「SynthesizerV ついなちゃん」も発売(開発Dreamtonics株式会社)。こちらもクラウドファンディングの多額のご支援により製品化が決定、有料版のSynthesizerVを用いて作られた楽曲は、自由に商業展開をすることが可能です。

そして、2017年(平成29年)1月17日には、修験道の開祖・役行者が生誕した地に鎮座する本山修験宗・大本山の寺院「茅原山 吉祥草寺」において、役行者(役小角)の末裔として正式に公認、本堂に特大アクリルスタンドが設置されました。同年11月12日には本山修験宗総本山の聖護院門跡から山伏を招き入魂の儀が行われ、不動明王のもとで修業する菩薩(神)見習いという扱いになり、信仰対象として祀られることになリました。
 
2019年(平成31年)2月の節分では、以前よりコラボなどを行っていた栃木県真岡市鎮座の延喜式内社「大前神社」にて節分限定で「ついなちゃん御朱印」が出され、翌2020年(令和2年)1月27日には、節分大祭/節分講社の公認キャラクターとして正式に認められました。以来、毎年節分の時期には、大前神社にてついなちゃんの御朱印が授与されています。

また、2019年(令和元年)5月19日、静岡県駿東郡小山町須走にある本山修験宗の寺院「金剛山 紅冨台寺」において、入魂・開眼式「前鬼後鬼帰還、開眼 ついなちゃん公認祈念護摩供」が行われ、ついなちゃんと前鬼・後鬼が菩薩見習いとして祀られることとなり、御朱印の授与も行われました。2021年(令和3年)11月3日には、紅冨台寺の御本尊である摩利支天をモチーフとした新しい御朱印が発表、毎年「ついなちゃん祭り」が正式に執り行われることが決まりました。
 

文化研究及び寺社との交流

ついなちゃんは、いわゆる「かわいい二次元アイドル」とは別に、文化人類学や民俗学研究のキャラクターとしても活動している。方法氏・追儺式を世に広めるため、2016年(平成28年)冬のコミックマーケットより「方相氏&追儺式ガイドブック」を毎年発行しているほか、2019年(令和元年)6月より吉祥草寺・紅冨台寺公認の講として文化人類学・民俗学およびご当地キャラクター研究の講演「ついなちゃんの小さな語り部会」が不定期に実施されている。

信仰

ついなちゃんは、以下の2寺で信仰対象として祭られている。

吉祥草寺(きっしょうそうじ)
2017年(平成29年)1月17日には、修験道の開祖・役行者が生誕した地に鎮座する本山修験宗・大本山の寺院「茅原山 吉祥草寺」において、役行者(役小角)の末裔として正式に公認、本堂に特大アクリルスタンドが設置されました。
同年11月12日には、本山修験宗・総本山の聖護院門跡から山伏を招き入魂の儀が行われ、不動明王のもとで修業する菩薩(神)見習いという扱いになり、信仰対象として祀られることになリました。また2019年(令和元年)11月10日の霜月祭から、本堂に等身大パネルが設置されています。
吉祥草寺では、ついなちゃんの御朱印や木札お守りも授与されています。
紅冨台寺(こうふだいじ)
2019年(令和元年)5月19日、静岡県駿東郡小山町須走にある本山修験宗の寺院「金剛山 紅冨台寺」において、入魂・開眼式「前鬼後鬼帰還、開眼 ついなちゃん公認祈念護摩供」が行われ、ついなちゃんと前鬼・後鬼が菩薩として祀られることとなり、御朱印の授与も行われました。2021年(令和3年)11月3日には、紅冨台寺の御本尊である摩利支天をモチーフとした新しい御朱印が発表、毎年「ついなちゃん祭り」が正式に執り行われることが決まりました。

寺社とのコラボレーション

金長神社(きんちょうじんじゃ)
2018年(平成30年)5月25日、徳島県小松島市の金長神社における再開発事業の見直しを促す為に設立された「金長神社を守る会」を応援するためにコラボレーション企画としてCMを公表。
その後も署名活動などに協力しており、2019年(平成31年)より授与される限定御朱印には、金長神社を舞台とした『鬼っ子ハンターついなちゃん』のドラマCD「金長神社を救え! 当世・阿波狸合戦!!の巻 前編・後編」が付与された。
大前神社(おおさきじんじゃ)
栃木県真岡市の大前神社において、2019年(平成31年)の節分に御朱印が奉納される予定でクラウドファンディング企画が行われた。結果として大前神社および境内社の足尾山神社(バイク神社)の御朱印が作られ、2019年(平成31年)2月の1ヶ月間授与された。さらに翌2020年(令和2年)の節分には節分大祭・節分講社の公認萌えキャラクターとなっている。

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